Mit Leib und Seele

ドイツ フランケン地方でパン職人として働いてます。

Überbetriebliche Ausbildung (企業内トレーニング)

Ausbildungをしている学生は、年に一度、一週間マイスター学校で授業を受けなければならない。これはカリキュラムの一環であり、これを受けなければ卒業試験が受けられない。

このトレーニングは会社や職業訓練学校では教えきれない知識や技術を教えることを基本としている。

基本、職業訓練学校と同じで、これらの授業料は全て会社が払ってくれる。

 

前回はMünchenのLochhamのマイスター学校で授業を受け、今回は同じ街のWürzburgのマイスター学校で授業を受けた。

二つの異なるマイスター学校で授業の進め方が違い、Lochhamは先に理論の授業を少しして、実習そしてまた理論の勉強。1日で作るパンの種類はみんな同じものを二、三種類。前回は6月に授業を受けたのだけど、その1週間が35度以上の気温が続き、みんな暑さでバテながら、授業を受けていた。授業でアイスを作ったので、授業中にアイスを食べながら先生の話を聴くなどと日本では考えられないようなこともしていた。

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今回のWürzburgの授業はまずはじめにレシピの説明、そして十数種類のパンをチームに分かれて4、5種類。個人で1、2種類を一人で焼いた。そして、製造、焼成、清掃が終わったら、2、3時間が理論の授業をする形式。

個人的にはWürzburgの授業の仕方が、色々なパンやお菓子を知ることができ、また一人で全てをするので生地の状態や注意点などの質問がしやすく、他の人が焼いていたパンについても時間を見つけながら手伝ったりしたりできて、すごく有意義な時間を過ごせた。

全ての写真は撮っていないけれど、スペシャルパンを焼いた日は、ずらりと並んだパンを見て、なぜか満足感に満たされ、お菓子を焼いた日は素朴な見た目だけれども、とても美味しかったり、初めて見たお菓子やパンの製造方法に四苦八苦したりと思い出深い。

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そして今回のパンとお菓子のレシピが載っている冊子は、将来のためにちゃんと取っておこうともう。

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