Mit Leib und Seele

ドイツ フランケン地方でパン職人として働いてます。

必要なのはマスクか規律か

来週の月曜日18日から、バイエルン州は公共交通機関と小売店ではFFP2または同様の性能を持っているマスクの着用義務が課せられる。

 

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日常で使っているのは布マスクで、会社から支給された数枚のマスクと自分で買った数枚を洗いながら使っている。

バイエルン州ではこの布マスクでは感染拡大を抑えることができないと考え、FFP2のマスク着用に義務化を決定した。

このFFP2は医療用のマスクに比べてコストが高く、私が買ったFFP2は一つ1,99€する。この義務がいつまで続くかわからないが、もしかしたらロックダウンが4月まで続くかもしれないという話もあり、その間中となれば痛い出費になる。

 

このマスクを買って思ったのは、このマスクで感染拡大は本当に抑えられるのかということだ。

このマスクを買いに街に出かけてた時、電車の窓から見えるのはマスクをつけないで楽しそうに話していた人々である。ドイツ人は良く散歩をするのだが、家族であれば問題ない行動であっても、友人同士やご近所同士でもしているのを見かける。向かいの家でも1メートルぐらい離れて2組の夫婦がマスクなしで話しているのをキッチンから見えた。

なんでマスクをしないのかと思う。1メール離れてるから大丈夫だと思うのだろうか?唾はそれ以上飛ぶし、健康そうに見えても無症状だったらウィルスは飛沫の中に潜んでる。

 

クリスマス・新年の行事の中で多くの人がいろいろな家庭を訪問した。中には政府の決めたルールを守らない人もたくさんいただろう。私の住んでいる大家の家族もルールを守らず人数の規定を破っていた。娘さんの1人は看護師で病院に勤めているが、それでもクリスマスと新年はパーティをしたいらしい。

こんな状態の中で、FFP2の着用義務化は本当に感染拡大を抑えることができるのか、甚だ疑問である。

 

いっそのこと、警察関係と医療関係以外は外出禁止令でも出せばいいのにと思ってしまう。