Mit Leib und Seele

ドイツ フランケン地方でパン職人として働いてます。

Wir haben keine Hefe. (私たちはイースト菌を持ってません)

4月のある日、Facebookでスーパーの店員さんの背中に「Wir haben keine Hefe」と書かれた紙が貼って、仕事をしている写真が掲載されていた。ドイツでイースト菌が不足気味である。

 

前回のブログでカレーを作ると書いたのだが、探していたスパイスが一番近くの少し高めのスーパーで売っているのを発見した。基本的に、特売品と水しか買わないからスパイスの棚を見てなかった。

必要なスパイスが手に入り、参考にしたレシピがこちらである。

 

funq.jp

 

一つアドバイスとして、トマトはピューレではなく丸々一個になっているものか、切られているトマト缶を使うこと。間違えて買ったけど、トマトはトマトだしと思って作ったら、当たり前だけどレシピとは違う汁気たっぷりなものが出来上がった。そうインドカレーの様な。

 

というわけで、インドカレーにはナン。インドでは一般的にチャパティと呼ばれるパンが食べられているが、日本ではナンが一般的である。主な違いは小麦粉と発酵させることである。

 

ナンのレシピはこちらを参考にさせていただいた。

 

www.cotta.jp

ここで今日のタイトルで書いたWir haben keine Hefe.である。そう3月終わりから4月の間ずっとイースト菌を見かけないのである。自粛生活になり休みの日にパンを焼くことがなくなりイースト菌を買わずにいたのだが、インドカレーが出来上がったなら、ナンと一緒に食べたいと久しぶりに生イースト菌を買いに行ったのだが見つからなかったのである。二店舗回り二店舗とも値札はあるのに商品なしで、その日の晩ご飯で食べたいからイースト菌なしのナンを焼いてみた。

 

本場のナンはイースト菌を使わず、重曹やベーキングパウダーと空気中や小麦の中にある酵母菌を使い発酵させて作るみたいで、ベーキングパウダーを使い普通のナンとチーズナンを焼いてみた。

参考にしたレシピはイースト菌が書いてあるが、ここはヨーグルトを少し多めベーキングパウダーを2gで作り、発酵時間を一時間延ばして調整してみた。柔らかい生地が出来上がったが、焼いてみたらまあまあの出来であった。

 

f:id:J-INDIGO:20200521181128j:plain

f:id:J-INDIGO:20200521181127j:plain

f:id:J-INDIGO:20200521181155j:plain



この話は4月中の話で、5月の今はイースト菌を見ることが普通になってきた。

買ったスパイスはまだ残っているので、別のレシピのカレーに挑戦するか、タンドリーチキンでも作ろかな。

 

 

ひとりぶんのスパイスカレー

ひとりぶんのスパイスカレー